日本一のお金持ち・斉藤一人のお弟子さんの中に、彼は弘法大師・
空海の生まれ変わりではないか? という人がいるという。それを
聞いて、私もそうかもしれないなと思う。彼の話が密教の本質
そのものだからである。
彼はよく神の話をする。この宇宙の中心に愛と光の神がいる。
人類はこれをヤハウエ、アラー、密教では大日如来と呼んだり
していると。で、私たちはそれぞれ神の分霊であると。[
密教では私たちが宇宙の普遍的真理である大日如来向かって
ゆく金剛界曼荼羅で表現し、大日如来から放射された光が、
宇宙に生きるあまねく一切に広がってゆく世界を胎蔵界曼荼羅
で表現している。そしてこの異なる2つの原理を「金胎不二」
と呼んで一つにまとめ上げたのが、天才・空海なのだ。
そして私が解説するとかえって難しくなる世界観を、きわめて
平易に語っているのが斉藤一人という人物だからだ。
要するに私たちの魂は、愛と光を本質とする神の分霊であり、
不死・不滅であるという単純な話だ。だが現実の人間世界は
黒雲に覆われ、争いと悲嘆が果てしもなく続いている。
黒雲は多くの観念や信念から出来ている。代表的なのは、
伝統的宗教によって培われてきた、「私たちは神と分離
している」という観念+信念。もういいい加減、これが
幻想にすぎないと気付いてほしいものだ。
観念で覆われた黒雲を晴らして光を取り戻すのに、学べば
いいかというと、事はそう簡単にはいかない。空海と同世代
のスーパーエリート学問僧・最澄が、空海にお経を借りたい
と書状を送って、拒絶される。
「たとえ百年、百万の法蔵を学びても、信・修無くば益なし」
と手厳しい。知識で頭をいっぱいにしても、観念の黒雲は
除けないよというわけだ。かといってヨーガの修行だけ
していても、オウム真理教事件のような例もあるからねぇ。
こればかりは、人それぞれの道があるとしか言えないか
なぁ。
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松岡繁の今昔政経メルマガを創刊しました。大きなパラダイムシフトのただ中にある
時代に寄り添いながら、価値ある情報を発信していこうと思います。
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